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    2005

10.26

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実家の父が膀胱を失ったのは今から約5年前。
たぶん症状は若い頃からあった。
大丈夫、大丈夫って受診を遅らせどうにもつらくて医者に行った。
本人は前立腺関係の病気だと思っていたが実際は膀胱癌。
片方の腎臓も機能不全で一緒に取り除く大手術を行った。
膀胱癌というと、若くして亡くなった松田優作さんを思い出す。
当時インターネットで調べると予後の悪い癌の一つだった。
抗ガン剤も1種類しかなくそれが体質に合わない場合はお手上げ。

お父さんが死ぬかもしれない。
いろんな事が頭を駆けめぐった。

4人ムスメが居るが同じ県内に住んでいるのはそのうち二人。
私と末の妹。
ふたりともまだ3才にもならない幼子を抱える身だった。
手術当日、病院にいても何も出来ないことはわかっていたが
別の場所で待つなんて事は出来なかった。
ストレッチャー寝かされて運ばれるお父さんに寄り添い固く握手を手術室にはいるのを見送った。

父の病気がわかってからみるみる小さくなって行った母。
どんなに不安だったろう。
母のそばに寄り添って手術室のランプが消えるのを待った。
なんでこんなに時間がかかるんだろう。
いろんな想像が頭を駆けめぐる。
このまま目が覚めなかったらどうしよう。
いや、お父さんが死ぬはずない。だいじょうぶ。

手術室から出てきたお父さんは私たちの顔を見ると少し涙ぐんでいたようだった。
弱々しい力のない手で私の手を握った。
大きくて温かい手だった。
しかし、術後、主治医の先生の言葉に青ざめた。

お父さんの癌は全部取り切れませんでした。
大動脈に張り付いたガン細胞をとったら大出血を起こすのでその部分を残しました。
リンパがある場所です。
今後は放射線と抗ガン剤で治療しましょう。

幸い抗ガン剤は父の体質に合っていて、副作用もそれほどひどくなく
目で見えるガン細胞はすっかりなくなった・・・と聞いた。

その手術から丸5年経過した検診で再検査を言い渡された。
ガン細胞が大きくなってるかも・・・って。
でも、その再検査まで1ヶ月くらい猶予がある。
それって、たいしたことないって事?
緊急を要するならそんなに期間空かないよね?
とても癌を患ったとは思えないほど福々しい体つきじゃん。
再発じゃないよね?

癌はこわいけど共存できる病気だって本で読んだことある。
でも、再検査の結果がこわいなぁ・・・
もし入院することになったとして・・・
父は72才。体力的に手術は大丈夫なのかな。
5年前は妹が泊まり込んで母と一緒にいてくれたけど
学校に入った今となってはそうも行かない。
母は運転が出来ない。
自転車で通うにも母ももう70を過ぎて心配だ。
一番近いのは私だ・・・
忙しいなんて言ってる場合じゃない。
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つぶやくアタクシ
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